さあ、ガーデニングをはじめてみよう!
ちょっと難しい話が続いたけど、 ここからは実践・具体的なやり方を説明します!
「やり方」だから、カンタンです ^^
基本的に、花は野生で生きるものです。
だから、人が何かする必要はほとんどありません。 「ほったらかし」 でいいんです!
ただ、野生と違って、 鉢や花壇といった狭い空間で「飼う」ことになりますので
「野生に近い状態」にしてあげる必要があります。
その手順は、3つのステップ!
1. 『家』 を決める
↓ 2. 『家』にぴったりの花を選ぶ
↓ 3. 春・秋だけカンタンお手入れ!
順番に、まずは ”『家』を決める” について、説明します!
『家』を決めよう!
どこに花を置きたい?
まず、「どこに」花を置きたいか決めましょう。
花は、 「生まれ故郷」の環境になるべく近い場所で育てる ことが何より大事!
いちばん簡単なのは、
あなたが花を置きたい場所=生まれ故郷の環境
な花を選ぶことです。
*花に置き場所を合わせることもできますが、こちらの方法はまた後で・・・
まずは、あなたが花を置きたい場所がどんな場所なのか
を考えるくせをつけましょう!
そこはどんな場所?
お庭、ベランダ、リビング、玄関、家の裏側の通路・・・
花を置きたい場所、育てたい場所は決まりましたか?
決まったら、そこが 「どんな場所」 なのかを考えてみましょう。
大きなポイントは3つです。
1. 日光がいつ・どのくらい当たるか ・ 1日3時間以上当たる (日なた)
・ 3時間未満〜軒下・木陰程度の明るい日陰 (半日陰)
・ 建物の中・建物の影などの日陰 (日陰)
・ 西日が当たる
2. 戸外か室内か 戸外 ・ 室内
3. あなたの住んでいる場所はどこか (都道府県 + 山の上・平地・海岸沿いなど)
基本的には、 光の量 と 室内か戸外か だけでOKです。
プラス、住んでいる場所の気候を考慮します。
Check !! 西日が当たる場合、夏は強烈な日差しで
気温と湿気が猛烈に上がります。
ほとんどの植物が 強光線+高温多湿 は苦手です><
夏の管理のコツ を参考に、まずは
遮光シート+ウッドデッキ などの準備を!
7〜9月の間だけ、1日中日光の当たる場所なら50%
夕方だけ当たる場所なら30〜40%くらいの遮光シートを かけるといいでしょう。
Check !! 関東・東海・近畿・中国地方 (温暖湿潤気候)は
比較的どの国生まれの植物でも育てられますが
東北・北陸・信越・北海道 の方は、
気候が 亜寒帯 になります。
熱帯生まれの植物を育てるのは厳しくなります><
九州・四国・沖縄 の方は
気候が 亜熱帯 になります。
雪国生まれの植物を育てるのは厳しいです><
* 気候区分については この子どこの子?お家に帰そう コーナーへどうぞ
その「家」を好いてくれる植物を選ぶ
あなたの選んだ場所は、どこにあたりますか??
<「家」の場所別 区分と そこを好む植物の例>
戸外 |
室内 |
日なた |
半日陰 |
日陰 |
日なた |
半日陰 |
日陰 |
庭 ベランダ など |
落葉樹の下 軒下 家の周囲 など |
家周りの狭い通路 など |
リビングの 窓辺 |
窓辺全般 |
室内全般 廊下・玄関 風呂など |
パンジー ペチュニア ハイビスカス など・・・ |
クリスマスローズ すずらん あじさい など・・・ |
りゅうのひげ ぎぼうし ヤブラン など・・・ |
ブーゲンビリア ポインセチア シクラメン サボテン・多肉 など・・・ |
観葉全般 セントポーリア アンスリウム ベゴニア類 など・・・ |
アジアンタム レックスベゴニア ピレアなど・・・ |
「適する光量」 と 「戸外か室内か」 で、 植物を6つのグループに分けることができます。 大体、図鑑などで書いてある区分のしかたになります。
例にあげた植物の 戸外・屋外の基準は関東地方です。
北にお住まいの方は戸外と書いてあるものも冬は室内の方がよかったり
南の方は逆に、室内と書いてあるものも戸外で育てられたりします。
戸外・室内の区分けは、 住んでいる地域の気温によって変わるものだと覚えておきましょう。
この 【置き場所別】 のおすすめ植物は、こちらにまとめています。 室内植物 外向け植物
さて。
「家」を決めたら、次のステップは、 この選んだ「家」を好いてくれる花を選ぶこと。
いちばんラクなのは、花屋さんでこのまんま伝えて、 花屋さんに候補を出してもらい、その中から選ぶ方法です。
次は・・・
その 花屋さんへの聞き方 を説明します!
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