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花の育て方:基本は「家に帰す」

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考え方の近い本あります
スマイルプランツ―幸せを運ぶ植物たち

多肉植物の本なのでステップ・砂漠気候に照準が当たっていますが、根本的な 『故郷に近く』 という考え方で書かれています。
多肉植物を愛するお兄さんたちがその愛を語る本。

 
HOME花を育てる>この子どこの子?お家に帰そう

失敗しない花の育て方〜「家に帰す」

基本は「家に帰す」出身地はどこ?どんな場所に住んでた?図鑑の見かた

 
 

花マーク基本は「おうちに帰す」こと。

いま、お花屋さんに行けば、世界中の花が手に入ります。
ということは、あなたの見ている花は、世界中からやってきたってこと。
地球の裏側からやってきたかもしれません。

そんなお花を育てるとき、一番大事なことは
この子、どこから来たの?っていうこと。

 

たとえば、あなたがいきなり、ロシアのツンドラに置き去りにされたら
たぶん凍死してしまうし
いきなり、砂漠のど真ん中に置き去りにされても死んでしまうでしょう。
もしこういう場所に行くのなら、それなりの・・・
厚着をする、水や食料を用意する、といった準備をしないと無理です。

逆に、極寒の地から来た人は 「日本は暑くて死にそうだ!」 とか
熱帯ジャングルから来た人は、 「いや、日本は寒くて死にそうだ!!」 
って思うでしょう。

 

お花も同じです。

極寒の地から来た花には日本は暑すぎるし
熱帯から来た花には寒すぎるのです。

「だから育てられない」というのではなくて、
厚着や水を用意するのと同じように、
日本でも生きられるように、ちょっとだけ考える のです!

 

花マーク1.出身地はどこだろう?

ちょっとお勉強っぽくなりますが、1回地図を見てください。
地球は、場所によって、気温・日照の量・雨の量 が違います。


植物は、歩けませんし、服を着たり脱いだりできませんから、
もともと、『自分に、ぴったりの場所』 に住みます。

自分がいちばん『気持ちいいところ』 ですね。

お花屋さんで売っているお花は、
いわばその「家」から無理やり連れてきてしまった
わけですから、
「家」に帰してあげる
=出身地となるべく近い環境にしてあげる
 んです。

「環境」って言うと???ですが、気温・日照の量・雨の量を、
なるべく出身地と近くしてあげること。
つまり、

温度・日当たり・水の量 が、
出身地と似たあんばいになるようにしてあげる事です。

たとえば・・・

  
 

花マークコニファー(もみひば)類・すずらん・ブルーベリー・カシスなど
出身地・・・気温が低い 雨量はふつう〜少なめ 
日本で言ったら北海道・東北。
                    ↓
西陽が強い・高温多湿 など、いわゆる「日本の夏」に弱い。
なるべく涼しい場所を選ぶ。 水をやりすぎない。

 

花マークサボテン・多肉植物のなかま・ヒースなど
出身地・・・寒暖差が激しい 雨季と乾季がある

                    ↓
水がいらないのではなく、あげる時期とあげない時期が必要
気温は暑くても寒くても平気(冬は水を止める)

 

花マーク菊・桜・あじさい・クレマチス・ゆりなど
出身地・・・四季の気温差が大きい 夏は高温多湿 冬乾燥
日本や中国生まれ。本州ならふつうに育つ。
                    ↓
原産地のため、地植えにすればほとんど枯れることはない

 

花マークラベンダー・バラ・クリスマスローズ・アネモネなど
出身地・・・年間通して気温が低め 雨・日照少なめ
日本で言ったら北海道・富士山周辺など丘陵地帯
                    ↓
高温多湿な日本の夏は大の苦手。
なるべく蒸れないようにし、風通しを良くする。 寒いのは平気。

 

花マークオリーブ・ローズマリー・セージ・葡萄
出身地・・・日照がとても多い 夏乾燥 雨は冬
日本で言ったら小豆島。 長野も。
                    ↓
できるだけ日当たりのいい場所を選ぶ。 暑くても寒くても平気だが、
雨の降る季節が日本と逆なので、夏は蒸れないように注意

 

花マークブーゲンビリア・ポインセチア・セントポーリアなど
出身地・・・年間通して気温が高い 高温多湿 夕方にスコール
日本で言ったら沖縄・小笠原諸島。
                    ↓
基本的に沖縄以外では鉢植えにして冬は室内へ。
水は完全に乾かしてから、スコールのようにたっぷり与える。

 
 

花マーク2.どういう場所に住んでいた?

もうひとつ、ポイントがあります。
それは、 「どんな場所に住んでいたか」っていうこと。

国だけじゃなくって、「どこに」生えるのかを調べるのです。
山の上か?川原か?平原か?岩陰か?

たとえば・・・
ハスや睡蓮は、池の底から水面に葉を伸ばします。
ホテイアオイなどは、水に浮いています。
同じように、水底に沈めたり、浮かべたりしないと育ちません。

セリ・わさび や 水芭蕉 などは、川や湿原に育ちます。
水がひたひた程度にないと育ちません。

他にも、あじさい・ユキノシタ・秋海堂・ぎぼし などや
上に挙げた中では、すずらん ・ セントポーリアは
常緑樹の下や岩陰に生えます。
つまり、直射日光を避けること。 日陰向きの植物です。

 

どこの植物か・どんな場所に生えるのか

この2点だけ守れば、枯れてしまうことはほとんどなくなります!

 
 
 

花マーク図鑑の見かた

図鑑を見るときも、この2ポイントをしっかり見ます!
原産地はどこか & どこに生えるか

原産地の気候と、生える場所に合った植え方だけ守れば、
やたら細かい、
「何月いつごろに●●倍希釈の○○肥料を△△与える・・・」
とかは無視してもじゅうぶん育ちます。

ただ、原産地はいいのですが、「どこに生えるのか」はほとんど書いてありません。
なので、この場合は文章をよく読むしかありません。
日当たり と 水やりの量 ・ 温度(耐暑性・耐寒性) 
を読まないといけません^^;
ちょっとめんどくさいですね・・・
もっとわかりやすい本があったらいいのですが・・・

 

覚えないといけない内容は少ない方が、覚えられます。

お花屋さんで育て方を聞くときは、
あんまり細かく聞いても覚えられそうになかったら
原産地 & 生える場所 だけしっかり聞いておけば、
あとは連想ゲーム
です!

・地中海沿岸 ガケに生える(ローズマリー)
→ とにかくカンカン照りにする。 夏は蒸れないように葉を梳く。
   肥料はあまりやらない。

・日本、中国、アンデスなどの高原・山の上(りんどう)
→ 日当たりは良くするが 夏は半日陰にして涼しくする 寒いのは平気

 

はじめは、想像力がちょっと必要かもしれませんが・・・
慣れてしまえば、いちいち 温度だ湿度だ水やりが何日に1回だ・・・
なんて覚えるよりず〜〜〜っとラクです^^

 

置き場所はこれでOK!
ですが、水や肥料のあげ方も、本を見るとなんだかいろいろ難しく書いてあって???になりますよね。
お水は肥料は、いわばお花の食べるご飯です。
花は何をどう食べて、どうやって生きているのか?
次は、それをなるべく分かりやすく説明します。
 

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