今までの常識をリセットしよう!
「お水は1日何回あげればいいの?」 「水を毎日あげたのに枯れちゃったんだけど」
「栄養剤や肥料をたっぷりあげたのに枯れちゃったんだけど」
「ウチは日当たりが悪いから植物なんて枯れて当たり前よね」
こういう質問、ほんとに多いんですが・・・
お花(植物)は、毎日水をあげればいいわけでも 栄養剤や肥料をたっぷりあげればいいわけでも
日当たりが悪いと何も育たないわけでも、ないんです。
「え〜? なにそれ、全然わかんない」
じつは、根本的に考え方の根っこが間違っているのです。
でも、あなたのせいじゃありません。 学校で教えてくれないから、知らないだけなんです。
あなたの今まで思ってきた 『世話のしかた』 を1回捨てちゃってください。
ひとつひとつ、園芸書に細かく書いてあることを
水やり1日何回、肥料は何ををどのくらい、日当たりはこれくらい・・・ なんて、覚えられなくて当たり前です!
そんなの覚えなくていいんです!
もっともっと、ずーっとカンタンに考えられることなんですよ。
ガーデニングや園芸の本に書いてあることは、確かに正しい。
でも、ただ「暗記」しようとしてもまずムリです。 受験勉強がそうなように。
だから、本に書いてある「育て方」は一回忘れましょう。
覚える必要はないんです。 書いてあることと同じ事を、あなたが考えられるようになればいいんですから。
花はかわいいペット。
植物は、生きものです。 だから、ペットを飼うのと同じこと。 そんなこと、わかってるって?
じゃあ、お花の「キモチ」って考えたことありますか? 花の「キモチ」って何でしょう??
ちょっと分かりにくいですよね。 まずペットのキモチから考えてみましょう!
まずは猫ならどう?
- 猫は、キモチいい場所が大好きだ! (夏は日陰・冬は日なた)
- 猫は、お魚が好物だ! お肉も好きだ。
- お腹がへるとうるさく催促(笑)
- 出された食べ物が気に入らなくてもうるさいぞ(笑)
じゃ、白クマはどうだと思う?
- 寒いところが好き! 動物園のクマさん、日本は暑くてかわいそう・・・
- お肉やお魚を食べる。いっぱい食べそう。
- 動物園は狭いのもかわいそうだな、身体大きいし。
じゃ、熱帯魚は?
- 寒いと死んじゃうんじゃないの? あったかい方がいいよね。
- 魚のえさでいいよね・・・
- エサが余ると水汚れちゃうな・・・
お腹減ったとかもういいって言ってくれないから難しいなあ。
- お魚は何も言ってくれないからよくわかんないなあ・・・
じゃ、お花は?
- えええー、お花ってどういうところが好きなの?
- 何食べる・・・というか何がいるの?
- お腹減ったとかもういいって言ってくれないよね。
いつどのくらいあげればいいのかなあ。
- お花は何も言ってくれないし動いてもくれないからさらにわかんないよ・・・
お花がどういう場所が好きなのか、 何を欲しがっているのか、 言ってくれないし動いてくれないからわからない。
・・・っていう事が、わかります?
この、 知らない、というのだと言うことを知る ことはとても大事。
知らないってことがわかったからこそ、次に行けるんですよ^^
ペットと同じように考えてあげよう!
お花は話せません、動けません。
ペットは、イヤなときはイヤって言えるし、好きな場所に動くこともできます。
でも、お花はそれができない。
だから、ペットよりも、もっとずっと、「キモチ」を考えてあげることが大事。
どこなら心地いいの? どこだとツラいの??
いま何がほしいの? お腹減ってる?それともお腹いっぱい?
ペットと同じように、それ以上に、 「花のこころ」 を考えてみるくせをつけていきましょう。
実は、ページのはじめの 「1日決まった回数水をあげる」 「たくさん肥料をあげる」
っていうのは、こういう 「花のこころ」 を無視してしまう行為なんです。
ほしくない時に無理やり食べさせられては、病気になってしまうし、
体質に合わない環境にいつづけると、具合が悪くなってしまいます。
花が枯れるのは、わたしたち人間の病気と原因は同じなんです。
『でも、話してくれないし態度でも示してくれないものを、 どうやって読み取ればいいの?』
いちばん簡単なのは、
この子、どこの子?
って考えてみること。 これだけで、かなりの事が解決するんです!
次は、その考え方を説明しますね。
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