このシートは、お花(生花)の贈り物をしたいとき、特に、 「お花屋さんにおまかせ」でオーダーメイドしたいときに使います。
「お花屋さんにおまかせ」 で頼むときは、
「どれだけ、お花屋さんに相手の情報を伝えられるか」 が成功のカギになります。
でも、取りこぼしのないように伝える、 なんてむずかしいですよね?
このシートを使えば、 記入するだけで、このコーナーで説明してきた
「贈りかたのポイント」を押さえた相手の情報をまとめることができます。
慣れないうちは、このシートを使うといいですよ!
もちろん、「オーダーメイド」でなくても、はじめのうちは 「何をどう贈ったらいいか」わからないものです。
ネットショッピングで花を選ぶ際にも役立ちますので、 どんどん使ってくださいね^^ (もちろん無料です)
花贈りに慣れてきたら、シートがなくてもうまく頼めるようになりますよ!
→ オーダー前のチェックシート(別窓で開く)
チェックシート記入方法
1.プリント(A4で1枚)します。 同様の内容をメモ紙などに書いてもかまいません。
* プレビューしてみて1枚に入りきらないときは、
印刷設定で空白(ヘッダ)を減らすと多分1枚に入ると思います。
2.上から順に記入します。 ○をつけるか、空欄をうめていきます。 → 記入例(別窓で開く)
分かるかぎり、できるだけたくさん記入しましょう!
書けば書くほど、相手にぴったりなお花を贈ることができます!
順番に、上の項目から説明しますね。
『1.あなたにとってどういう人(団体)ですか?』
贈る相手が、 「あなたの何なのか」 を問う質問です。 一番近いと思うものに○をつけてください。
「格」をはかります。 相手があなたに近しいほど、「あなたの希望を重視」 取引先など、あなたの面目が大切な場合は あなたの希望よりも「マナー・しきたりが重視」されます。
『2.性別は? (団体の場合は不要)』
贈る相手のかたの性別を選んで○をつけてください。
贈る相手の性別によって、適する形・色などを選択します。 具体的には、 →性別・年代による好みの差 のように考慮します。
『3.年代・職業は? (または、どういう団体か?)』
年齢と職業を記入してください。 正確な年齢でなくて構いません。世代がわかればOKです。
職業はわからなければ不要です。
これも、相手の年代や職業によって上記の「格」「好み」を考慮します。
たとえば、おなじ18歳でも、学生さんと社会人としてバリバリ働いている人ではイメージが変わりますから、なるべくわかるだけ記入しましょう。
『4.どんなイメージの人ですか? どんな服をいつも着ている?』
その人はどんな感じの人か、近いものを選んでください。 その人をまだよく知らなくて性格が分からなくても、 その人の好みは着ている服にあらわれます。
どんな服を着ていたか、思い出して! 取引先の相手など、性格も普段着もわからない場合は 無理に選ばなくてOK。
お花屋さんはその人に会ったことがありませんから、 その人がどんな性格で何が好きなのかわかりません。
あなたの情報が頼りなのです。 特に服の好みは重要です。 イメージ・服の好みでだいたいの色のトーンとアレンジの形を決めます。 服のイメージどおりのものならまず失敗しません。
<参考イメージ> かわいい・キュート → パステルトーン ・ フリルの多い花
元気・フレッシュ → ビビッドトーン ・ ビタミンカラー ・ シンプル
やさしい・ナチュラル → パステルトーン ・ペールトーン ・ アースカラー ・ シンプル
知的・モダン・シック → ダークトーン ・ ダルトーン ・ 小ぶりか変わった形
独創的・その他 → 流行の形や色 ・ 変わった形
『5.その人の好きな色は?』
あなたの好きな色じゃないですよ!
あげる相手のかたの好きな色を選んでください。 2つ3つ選んでもかまいません。
分からない場合は、ムリに書かなくていいです。
団体に贈る場合は記入しなくていいです。 (チームカラーなどこだわりの色があればもちろん選んでもOK)
好きな色が分からない場合は、性別・年代・イメージ・用途などから
ふさわしい色と形を選んでくれます。
『6.色みの好みがわかれば(または好きなアクセサリー)』
できればこちらもセットでお願いします!
「赤」といっても 「朱色」 と 「ワインレッド」 ではぜんぜん違います。
「ピンク」 も 「サーモンピンク」 と 「ローズ」 とではぜんぜん違うし
「黄色」 も 「山吹」 と 「レモンイエロー」 とではやっぱり違います。
色の表現や言葉で想像される色は一人一人違います。
あなたの言う「赤」 とお店のスタッフの 「赤」は 違うと思ってください。
そのため、あなたが想像する色をお店のスタッフに伝えるには
実際にお店にある花を指差して 「こんな赤」 と選んだり 「国産さくらんぼみたいな赤」など、誰でも同じ色を想像できるような基準を作ります。
そこまでのこだわりがなければ、単に「赤系で、おまかせします」 というのももちろんOKです。
ちなみに、今挙げた、左側の色が、よく服や化粧品で使われる 「イエローベース」 右が「ブルーベース」 の色になります。
その人が好んでつけているアクセサリーの色で測ることもできます。
「ゴールド」が「イエローベース」
「シルバー」が「ブルーベース」になります。
色には3つの要素(色の3属性)があります。色を選ぶときは
色のトーン(明度・彩度)のほかに 「色相(色み)」 が必要です。
色は 原色(レッド・ブルー・イエロー)を混ぜることによってできますが、
黄みの強い 「イエローベースの色」
青みの強い 「ブルーベースの色」 の2つに分けられます。
化粧品(口紅の色など)・服・アクセサリーを選ぶときに、よく
「あなたの肌はイエローベース?ブルーベース?」 ってやっているあれと同じです。
色については、『色のはなし』 『色あわせ』 のコーナーを。
もっと詳しいことは 『色リンク』 で色サイトを紹介しています!
『7.その人(団体)についてもっと詳しいことがわかれば』
人だったら趣味や性格 団体だったら、どんなものを扱っているか、どんな建物か、などがわかるとGOOD!
この欄は「わかれば」でOKです。無理に書く必要はありません。
『8.贈る理由は?』
「用途」 のことです。
何があって、どういう理由で贈るのか、なるべく詳しく書いてください。
「おばあちゃんの喜寿のお祝いに親戚みんなで集まって食事会をする」 とか・・・
相手のシチュエーションをはかります。
たとえばこの場合、
「その場で渡すなら大きいほうがいい」 となります。 (車で送迎があって持ち帰りに困らない場合)
大きさや水もちなどを考慮します。
『9.いつ必要ですか?』
必要な日を書いてください。
誕生日で贈りたいならその日
発表会の日 など。
とりあえず、「この日のために贈る」日を書いてください。
細かいことは次の質問で決めていきます。
『10.どこに届けますか?』
自宅 か 外出先 かを選びます。
住所などはいまはいりません。
どちらに送るかだけをまず決めます。
基本的には 自宅 を選びましょう。
入院しているから病院に、 展覧会の会場に飾ってほしいから、
といった 外に届けなければ困る 場合のみ、 外出先 にしましょう。
下の小さい文字は、それぞれの場所に送る際の注意事項です。
確認を取ってください。
『11.いつ届けますか? (取りに行きますか?)』
上の質問で確認が取れたら、ふさわしい日時を決めます。 特に届ける場合は注意が必要です。
自宅なら、本人のいる日時 でないといけませんし
外出先なら、 本人がそこにいるうちに 届かないといけません。
花はいちど出荷したら 保存や転送はできません。
あなたの指定した日時に相手の手に渡らなかったら、届きません。
よく確認したうえで決めましょう。
取りに行く場合は、目的地に着くまでの時間を考慮すればOK。
専業主婦など、いつも家にいて、旅行の予定もない、という場合は
「指定なし」でもいいでしょう。
いついるかわからないような人に送る場合は、 必ず前もって電話などで連絡してから送ること。
いちど発送したら、相手が不在で届かなかった場合でも返金はできません。
『12.外出先に届ける場合、相手の帰宅方法
あなたが持っていく場合は、渡すまでの運び方』
相手の帰宅方法 はわかればでいいです。(無理に調べなくていい)
外出先に届ける場合は一般的に持ち帰りしやすく包んでくれますが
一応、伝えたほうが安全策といえます。
また、あなたがお店で花を受け取って、渡すまでの間持ち歩く場合
どの方法で持っていくのかを選んでください。
電車でぎゅうぎゅうづめにされるから、傷まないように包んでほしい。
車を運転していくから座席に置いて倒れないようにしてほしい。
バイクで足の間に挟んでいくから、 強風で花がもげたり傷んだりしないようにしてほしい。
これ、けっこう忘れてしまいがちなんです。
電車に乗ってから、坂道で花が落っこちてから、花がもげてから・・・
気づいたときには「あとのまつり」。
なんてことにならないように、考えておきましょう。
花の大きさや梱包方法を決めるための質問です。
はっきり言わないとわかってくれないお店もありますので
「うるさいって思われるんじゃ・・・」なんて遠慮せずに
はっきり、きちんと希望を伝えましょう。
相手の家に花が届くまで、きちんとやるのが 「花屋さんの仕事」 です。
もし言ってイヤな顔をされるようならそのお店はよくないです。
『13.予算はいくらですか?』
はい、やっと予算です。
送料は別にかかってかまわないのか、込みの金額なのか
消費税は別にかかっていいのか、込みの金額なのか
も考えておきましょう。
送料と税金で1,000〜2,000円くらいにはなりますからね。
『14.形の希望(あれば)』
希望があれば、形の希望を書きます。 なければ未記入でかまいません。
希望を考えるときは、
用途別!ワンポイント と 花の贈り物の種類 を参考に考えましょう。
変わった形にしたいときなど、なにか具体的な希望があるようなら詳しく書きましょう。
『15.色・花の希望(あれば)』
色は上の質問で選んでいますが、
「その中で特別、今回はこの色にしたい!」 のような希望があれば書いてください。
また、使ってほしい花があれば種類などを書いてください。
ただし、季節や天候などによって希望がかなわないこともあります。 (詳しくは花の予約のコーナーを)
こちらもなければ未記入でかまいません。
|