ギフトにおすすめなのは
すくなくとも、品質A以上。
なのですが。
花のランクというものは、農家さんがつけるため不確定です。 (→詳細)
つまり、同じランクの花でも、 「質のいい花を作っているのに低めにランクをつける農家の花」 と
「良くないのに高く売りたいから高いランクをつける農家の花」 とでは全然質が違うのです。
で、こればっかりは、「どこの産地・どこの農家の花を買ったか」 わからないとどうにもわからないわけで・・・
こういうのはお店によって全然違うわけで・・・ わたしたちに知ることはできません。
ですので、品質は、実のところは想像するしかありません。
このランクは、わたしの今までの市場や色々な店を見てきた経験から
割り出したものです。
ですので、若干主観もあるでしょうが、目安に使ってください。
ランクA以上の中でも、特にわたしのおすすめなのは 「花屋さんA」「花屋さんB」 値段も手ごろで、質の良い花が買えるので自宅でもギフトにもぴったり。
ただし、ギフトものを扱っていても、よくないお店もありますし、 いい花を仕入れていても、扱い方が悪くて劣化させる店もあります。
そういう店を、どうやって見分ければいいのか??
街のお花屋さんは、インターネット注文と違って 1本から買えます。
いいお花屋さんの見つけ方を教えますから、ぜひ歩いて見つけて、 旬のお花を1本!買って飾ってみてください。 そうすれば、お花がいいものかどうか、確認できます。
青果市場
地域の青果市場・即売所・八百屋さんなどで、 野菜に混じって花の苗を売っていることがあります。
当然ですが、野菜農家さんが作った苗なのでそんなに良い株じゃないし、 変わったものは普通ありませんし、いつもある訳でもありませんが
花屋さんの半額くらいで手に入ります。
*たま〜に掘り出し物があることもあります! わたしは、 「欝金(ウコン桜)」 の苗木を八百屋さんで買いました!
毎年元気に咲いています! 以来、ウコンを見かけたことは全くないので、本当に掘り出し物でした♪
ホームセンター
日曜大工店・ガーデンセンターなどとも言う、大型店。 一見、すごい品揃え! に見えるのですが、
知識のある人がちゃんと手入れをしていることは稀です。
傷んでいたり、もやしのようにひょろひょろしていたり・・・ いい株はほとんどありません。
が、花屋さんより安いものが多いので、学校や商店街など、質よりもとにかく大量に苗が欲しい、という時はおすすめ。
ホームセンターをうまく使うなら、
「何曜日に入荷するか聞き、新しい苗に狙いを定めて足を運ぶ!」
まあつまり、もやしになる前に買おう、って事なんですけど。
ただし、もともと、あんまりいい苗を仕入れてないので、期待はほどほどに。
もしも変わった苗がほしいなら、園芸専門店か、 ナーセリー(生産農家)から直接買うほうが断然おすすめ! いまはナーセリーもホームページを持っている所が増えたので買いやすくなりました。
生産農家(ナーセリー)
はい、そのナーセリーです。 ホームページを持っているだけでなく、そのままネット販売してくれるところも出てきました。
種苗・鉢が多いですが、中には切り花もあります。 (たとえばこんなところがあります → ユリ農場経営: 「花咲里」 )
なんと!! 市場も花屋も通さずに、2〜3段階ショートカットで あなたの元へ届きます!!
しかも、「ネット販売しよう!」 としている農家さんは、 作物に自信があることが多いです。
そりゃそうですよね。 「わたしが育てました!」って、直送で送るんですから
ものが悪かったら、信用がなくなってしまいます。
そしたら、市場にも卸せなくなってしまって、あああああ〜 ですから^^;
花屋さんで同じものを買おうとしたら3割増しは確実です。
これはスバラシイです!!
ですが、欠点もあります。
1.農家さんだから、アイテムは1〜5種類くらいしかない。
2.農家さんだから、ギフトにしてもらってもセンスがいまいちの事が多い
「自分で買う!」 「家族に贈る!」 「園芸好きな人に贈るから包装はどうでもいい!」
という時は、品が決まっているならオススメです!
園芸専門店
市場仕入れよりも生産農家からの直接の仕入れを重視するなど、 株の質にこだわった、「しっかりしたいいもの」を扱うお店。
ぱっと見ホームセンターに似ているかもですが、「日曜大工品のおまけ」ではなく、「苗・鉢もの・鉢など園芸資材」しか置いていないお店のことです。
たとえば…人気店で売り切れ必至ですが、わたしのよく買うお店はこちら
Flower&Green GARDENさかもと
良い店の見分け方がちょっと難しいですが^^; 植物がきちんと手入れされているか分かれば一番良いです。
・枯れた葉や花がついていない (果樹など実をつけることを目的にするものを除く)
・つる植物の鉢同士、苗同士がからまっていない (手入れしていないと隣の株のつるに絡んでしまいます)
・枯れたもの、元気のないものは置いていない など・・・
あとは、これなら簡単。
商品ごとに生産農家さんの名前や、品種の説明・植えつけ方などがていねいに書かれていれば、おそらくいいお店です。
「フツーの苗じゃない花がほしい!」
「隣のお家と差をつけたい!」
「通り過ぎる人が立ち止まるようなステキな植物がほしい!」
「きちんと咲く球根・タネがほしい!」
など、質や種類にこだわりたい人におすすめ!!
パンジーなどもありますので、(種類は変わり者が多いですが!)
ガーデニングはじめてさんでも大丈夫!
はじめての人から、かなりのクロウトさんまで、みんなが使えるお店です
あっ、ただし、 「ギフト」にしてもらうときは、ギフト専門店ではないので、 ラッピングのセンスとかは、やっぱり、あんまり、期待できないかも・・・
でも、花好きな人なら、包装はシンプルでも、自分が持っていない変わった品種が届けば嬉しいものです。 (わたしだったらすんごい喜びます!)
品物は確かですから、ぜひギフトにも利用してくださいね!
仲卸業者
「なかおろし」と読みます。 基本的に切り花を扱います。
お花は、農家さんから30〜200本入りの箱詰めで出荷されます。
花屋さんはセリだと箱ごと買わなくてはいけません。 この箱の中は、たとえば100本入りの場合、約25本の束が4束など、ある程度分割されています。
市場から箱で買って、この束にばらして売ってくれるのが仲卸。
セリよりはちょびっと高めですが、5〜25本単位で買うことができます。 ふつう市場の中に店舗を持って、花屋さん相手に販売しています。
この仲卸さんが、インターネットの普及とともに、一般の人にも売ってくれるようになりました! ( たとえばこんなお店 → サンモクスイ )
卸値ですから、花屋さんの値段の半分〜1/3で買えます!!
ただし、売っている商品も 「花屋さん向け」 つまり、花は農家さんで切られたままの状態。
水も吸っていない・とげや傷んだ葉・花もつきっぱなしの状態。 花屋さんは、この手間賃を取っているのです。
1束単位(5〜25本のまとめ買い)か、高いものは1本でも買えます。
「とにかくいいものが安ければ、自分でいくら時間をかけてもいいの!」
という方にはオススメです! はじめて花をさわる人には向きません。
ある程度お花に慣れてきて、自分で花を選びたい人。
「自宅用に安くほしい!」 「自分でアレンジの練習をするのに、安く花がほしい!」
「友達へのプレゼントの花束・アレンジを自分で作りたい!」
というときに利用するのが賢い使い方です!
もし花のランクを選ぶときがあったら、迷わず最高を選んでください。 たぶん、最高で 「秀」=Aランク だと思います。 輸入品でも質の良いものもありますが、差が激しいため
できるだけ国産品がいいでしょう。
(トロピカルフラワーやオーストラリアの花など、輸入しかないものを除く)
激安花屋・市場タイプ
仲卸さんが経営していたり、実店舗を持たない事が多いお店。
入荷した花を 「水揚げだけした」 状態で束販売する事が多いお店。
バラなど、一定金額以上の花は1本ずつ買えることも多いです。
値段は仲卸と花屋さんの中間くらい。 ギフトにもしてくれますが、
とにかく安く、というコンセプトのお店なので、 ラッピングをおしゃれに、とか、花束やアレンジのデザインセンスを期待するのはちょっと方向が違うかもしれません。
(もちろんお店によりけりで、ギフトも安くて素敵!な店もあるかもですが)
ギフトを考えているときは、見本を良く見てから納得いくなら頼みましょう。
わたしは、このタイプのお店は基本的には「自分用に」使うのがオススメです
特にネットショップの「共同購入」や「一定金額のおまかせセット」は
おまかせですので、お店側は、季節の、旬で安い良い花をどんどん仕入れ、
金額に合うように詰め合わせれば良いので、いい花を安く買えます。
「自分で、フラワーアレンジを練習するのに、安くたくさんほしい!」
「職場や学校などに、常に定額で生けるのに、なるべく安くたくさんほしい」
「種類は問わないから、いつも家に花がほしい」
など、自分で花を安くほしいときに使うのがオススメ!
水揚げされていますので、はじめての人でもだいじょうぶ。
こちらは中身を選べないので、友達へのプレゼント用に買うには、
中身の種類の当たりはずれが怖いと思います^^;
実店舗で「市場型」のお店もあります。 実店舗でこのタイプのお店は、どっちかというと「八百屋さん」的雰囲気が漂っているかも?
その場で水揚げしたり箱から出したりするので葉などは散らかってる事が多いですし、値札もダンボールにマジック、という感じですかね。
お店で扱っている花の鮮度をおおよそ予測するには、売り切れる店かどうか。が簡単かな。
市場のたびにどーんと仕入れてどーんと売るタイプのお店なので 前回仕入れ分が売り切れる、「売り切れました、完売御礼」
が良く出ている場合は比較的、 常時新しい花を売ってくれているというサインになります。 (演出でやっている場合もあるので100%ではありませんが^^;)
スーパーの花売場
ここでは、スーパーの食品売り場や、レジ周辺の束のこと。
これは、スーパーによって作り方や品質にかなり差があります。
・最悪:工場生産・輸入花使用の束
・中間:テナントや近くの花屋が作って持ってくるが、この花屋が悪い
・良質:テナント花屋が作って持ってくる。この花屋が良い
良い場合はもちろん、長持ちしますし便利で良いのですが・・・
今いるスーパーがどの方法をとっているかなんて、 もちろんわたしたちにはさっぱり分かりません!
だから、このコーナーの花は、
「初めての場所」で「イキナリ」は買わないほうが良いです。
スーパー内で済ませたいなら、テナントの花屋さんへ寄ります。
花屋さんも悪い場合がありますが、コーナーの花よりましでしょう。
テナントの花屋さんが良い店なら、絶対こちらへ来るべきです!
もし聞けるようであれば、テナントの花屋さんにこっそり聞いてみましょう。
「食品売り場のお花は、こちらのお花ですか?」
もし、良い花屋さんのお花なら、ひとつ解決!
食品レジで安心して買えますね^^
ある程度お花の良し悪しを、花を見ただけで分かるようになれば
「ここならOK」という場所が見つかれば大変便利です。
見極めが自分でできないうちは、避けておいた方が無難な売り場です
使い分けができるといいですね。
*「花屋さん」ではないので、専用の包装はしてもらえません。
束のまま、水もなしで持って帰ることになりますので 持ち帰りには気をつけてくださいね。やはり、ある程度花に慣れてから、
急を要する場合などに利用するのがいいと思います。
自宅用花屋
スーパーのテナントや、霊園周辺・住宅街の花屋さんに多いです。
価格帯を比較的安めに抑えてくれている事が多いので いいお店があれば、日常使いに大変便利です。
仏花やセット束・苗ものを中心にした品揃えである事が多いですが、 ギフトも取り扱っているお店も。
束や苗がメインのお店の場合は、 パッと見お店の良しあしが判別しにくいのですが
建物の古さや、今入荷した鉢物の土、今落ちた葉とかではなく
・枯れた花・折れた花だらけ ・とにかく汚い(長期掃除していない汚さ) ・苗がひょろひょろで花がない・・・ というようなお店だったら、自宅用でも、あまりおすすめはできません。
鉢や切り花の質の見分けがつくようになれば、価格帯が安いので便利ですが
質の見方がわからないうちはちょっと難しいかもしれません。
次項の「花屋さんA」タイプのお店も多いので 良い感じのお店が見つかったらめっけもの♪です。
花屋さんA
いわゆる、ふつうの、花屋さん。 お店の外に季節の苗や鉢物が並び、 入り口周辺に手ごろなブーケや季節の切り花MIXが。
中に入ると、切り花のオケと、ギフトの鉢物がある・・・というお店。
・ ランの鉢が 3,000〜10,000円中心
・ 花鉢も多く扱っていて、苗もある。
・ 作り置き花束は 800〜2,000円くらい ・ 作り置きアレンジは 2〜3,000円くらい。
・ 仏花や安いセット束(500円前後)もある
もちろんもっと予算UPでも作ってくれます。
お店に入りやすく、1本とか、数百円でも買いやすい雰囲気のお店です。
鉢の手入れの相談から、花の活け方の相談、贈り方の相談もOK。 お教室を併設してたり、結婚式のお花もやってたりと
まさに何でもあり、オールマイティな「お花屋さん」。
でも、自宅ものを置いている分、スペースが足りなくなるので、高級花
(カサブランカや、シンビジュームの切り花・1万円を超える額の鉢物など)
は常時あるわけではなく、お取り寄せになることが多いです。
花屋さんB
ちょっと高級感のある、ハイクラスなお花屋さん。 置いてあるランの金額が8,000円くらいから始まったらこのお店。
(〜上は30,000円止まりくらい)
店の外には、キレイな鉢に植えつけてある観葉植物、カワイイ寄せ鉢など、
自分用でもいいし、ちょっとしたプレゼントにもなりそうな 「ちょっといいもの」が並んでいます。 苗は観葉くらいで、ほとんどありません。
・ ランの値段 8,000〜30,000円くらい
・ 花鉢はギフト・観葉以外はほとんどない(苗がほとんどない)
・ 作り置きの花束 1,000円〜4,000円くらい
・ 作り置きアレンジ 2,000〜5,000円くらい
「こんな感じで、アレンジにしてください」 とか、ギフトが頼みやすい雰囲気になっています。
こちらもお教室や、結婚式のお花をしている店も多くあります。 お気に入りのお店がみつかったら相談してみても。
切り花はもちろん1本でも買えるので、自宅用にも使えるお店です。
「花屋さんA」と「花屋さんB」の違いは価格帯だけなので厳密にはありませんが、地域に根付いた街のお花屋さんにAが多く、
若者の多い街のお店や、ネットのギフト専門店などがこちらになるかな。
花屋さんC
高級専門店。 街に1軒はあります。
ランは安くて12,000円くらいかな・・・上はキリがありません^^;
店の外には何も置いていないことが多いです。 ガラス張りのウィンドウから、中のゴージャスなランや高級切り花が見えるようなつくりになっています。
基本的にオーダーメイドを中心にしていて、作り置きのアイテムは少なめ。
花束が5,000〜10,000円、アレン7,000〜15,000円くらいのが置いてあったりします。
そして、小さいです。花自体が高いし、デザイン料も高いんでしょう。
んー、わたしたち「ふつうの人」はちょっと入れない雰囲気です。^^; なので、このサイトでは詳しくは説明しません・・・
ていうか、ほとんど、わたしの知らない世界です。
|