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母の日・お花の贈り物の落とし穴

お花屋さんのウラ話満載!
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母の日・花の贈り物の落とし穴&選び方

その時、何が起きている?見えない花屋のウラ側とはだから、母の日に贈るなら

 母の日のお花で事故や不良品に遭わないために

 
母の日の花の贈り物・成功の秘訣!
  1. 鉢植えかプリザーブドフラワーがおすすめ
  2. お届け日にこだわるな!! 早め早めが吉
  3. 切り花を贈るなら「オーダーメイドで早めに」が基本
    または品質重視の店で!
 

なぜ、わたしがこのような提案をするか?
それは、母の日のお花の贈り物のウラ事情を知っているからです。
知らない人と、知っている人とでは、お母さんに届くお花の質がまったく違ってきてしまう可能性大。

母の日の花贈りで悲しい目に合う人も多いのです。
ではなぜ、贈ったお花がそんな「とんでもないもの」になってしまうのでしょう?

お店ではゼッタイに教えてくれない、母の日の裏側と
選んではいけない! その理由をあなたにお教えします!!

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 その時、何が起きている?

考えてみてください。
日本には、一体どれだけの 「お母さん」 がいるでしょう?
 
日本の人口は1億2千万人。
うち、女性が半分だとして(実際は女性の方が多そうですけど)6000万人。
うち、25歳以上の女性、全女性の5分の3だとすると4000万人。

 

考えてみてください。
日本には一体どれだけの 「運送業者さん」 があるでしょう?
通常業務でちょうど良い人数を雇っている運送業者さん、当然、人手が足りません。

アルバイト雑誌なので見たことはありませんか?
「お歳暮」「お中元」「母の日」 この時期の短期バイトを大量募集しているのを。
母の日に花を運んでいるのは、学生やフリーターといった、
花の扱いに慣れていないスタッフの方がはるかに多いのです。

不慣れなバイトさん、
花なのに上積みしてつぶしてしまったり、
投げてしまったり、
倒してしまったり、
ひっくり返してしまったり・・・します。
 
業者さんによってはほとんどないところもありますが、それでも完全にゼロとは言えません。
そうなると、中身がお花の場合、特にアレンジメントの場合、倒されたら水が流れ出してしまうので危険です。

しっかりしたお店なら、多少乱暴に扱われても・・・
傾けたり倒したりしても平気なように梱包してくれますが、お店しだいです。
箱も、あまりギリギリの箱だとつぶれたときに花もつぶれてしまいますが・・・この対策も、花屋さんしだいです。

 

また、花屋さんも人間ですから、花束やアレンジを作れる量には限界があります。
梱包作業もいざしかり。
そして、母の日が近づけば近づくほど、不眠不休の花屋さんが増えます。
人間、眠らない&休まないと脳みそ鈍ります。
ふだんだったらしないようなミスも多くなります。
 
特に、母の日前日・当日は、実店舗がある場合、パニック状態になるほど混雑します。
人で不足で、切り花は作る時間がないため発送できない、というお店も増えてくるでしょう。

 

そして。
バイトさんを駆使しても、4000万人の 「お母さん」 に、母の日に1日で荷物を届けることは、至難の業です。

運ぶのは人間です。
人間の処理能力には限界があります。
(機会でも限界はあると思うけどね)

そして、1日は24時間です。
当然ですが、増やすことはできません。

そんな時に
「母の日に届けてください」 と言う。
これは 危険行為です!!
「事故を起こしてくれ」と言っているようなものです。

母の日を指定すると、届かないことも大いにありえます。
運送業者さんは頑張ってはくれますが、人間です。
お店で片づけをしていると、夜11時とかに
「まだ届かないんですが、どうなってますか」
といった問い合わせが入ることもあります。
 
お花ですので、到着が遅れた場合は痛んでいる可能性も高くなります。
 
わたしは、受け付けたお客様には
このような危険性があるので、金曜日までの到着をお勧めしています

ですが、そんな望みを叶えるのも企業の役目です。
だから、一生懸命、 「母の日に届く」 ようにするとしましょう。
そのために、花屋さんがどうしなければならないか、考えてみたことはありますか?

 
 

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 お店では絶対に教えてくれない花屋のウラ事情

母の日に届けるために花屋がやることがありえる事。それは・・・

  1. カーネーションやバラはとんでもなく値上がりするので、輸入で買っておく
  2. 買った花は冷蔵庫で保管しておく
  3. バイトやパートを雇って、その花で前もってアレンジを作ってもらう
  4. そのあらかじめ作っておいたアレンジを、冷蔵保管しておく
  5. 日が迫ってきたら梱包。バイトさんを使う

どういった部部分が問題になってくるのか?
順番にご説明しましょう。

1.輸入花
国産の5月に入ってからは、花の値段がとんでもなく上がります。
カーネーションは、いつもの3〜4倍
バラはいつもの2〜3倍
他の花も、1.5〜2倍くらいに高騰します。
そのため、お花屋さんでは、持ちのいい花を輸入で買うことが珍しくありません。
 
輸入花そのものが悪いと言うわけでは決してなく
たとえば、カーネーションなら、エクアドルで日本の種苗会社が生産してもらっている場合もあり、なかなか質の良いものもたくさんあります。
そのお店が、しっかりと花質を選んで買っている輸入花なら問題ありません。
 
ですが、悪いものは本当に悪いです。
花屋さんにとってはとんでもなく粗悪品になることもありえます。

=花屋さん次第なんですね。
だから、常日頃から、質重視の花を販売しているお店を選びましょう。
そのお店の扱っている花の「質」が見えないのなら、切り花はやめておいた方が無難です。

 

2.冷蔵庫保管
最近こそ、問題になってきましたが、これをやっている店はまだまだあると思います。
花の値が上がる前に買っておき、冷蔵庫で保管しておく店があるのです。
そうですね、長ければ、2週間くらい。
一見、変わらないように見えますが、冷蔵庫保管された花は痛むのが早いです。
 
*全く別の技術で長持ちさせるテストも最近は行われていますので
 今後は減っていくと思われますが、まだまだ現状はあると思います。

 

3.パートさんが作る
そして、大量に買っておいた花で、前もって、パートさんを雇ってアレンジを作ってもらいます。
常時お店にいるパートさん「ではなく」、素人さんである事も多いです。
使っている花の中に、腐っていたり折れていたり、花が終わっているものがあった時にも判別ができません。
その花を 「よける(使わない)」 ということができないのです。
花の扱い方も、分からないままに作っている事がありますので、
花束をしばる輪ゴムがきつすぎて折れ、そこから腐ってしまったり
アレンジメントに挿す花の切り口が悪かったり、
ちゃんと挿せていなかったり、する事があります。

 

4.作ったアレンジを保管しておく
そうして、できあがったアレンジを冷蔵庫で再び保管したりする場合があります。
こうしておけば、注文が入った分を梱包だけすればすぐに出荷ができるわけです。
この作り置き、数日間くらいなら「母の日」の状況上仕方ありませんが
見えないからと1週間・10日、2週間??保管している事も考えられます
(クリスマスケーキと同じっちゃ同じですけど^^;)
 
裏側というのは見えない分、花屋さんしだいです。
「信頼できるお店かどうか」お店の姿勢を見て下さいね。
信頼できるお店に頼むことが第一です。

 

5.梱包がバイトさんになる可能性が高い
母の日は忙しいので、花屋さんもアルバイトを雇う事が多いですが
どうしても、普段からいるスタッフは
オーダーメイドの制作にかかりっきりになる可能性も高くなります。
そうすると、梱包を日雇いバイトさんがやるという可能性もあります。
(もちろんこれも、お店によります、きちんと梱包を正規スタッフが行うお店もあります)
これが危険なのは、前述の配送業者さんもバイトさんだからです。
 
”乱暴に扱われてしまった場合にも荷崩れしない・花が痛まない梱包方法”を、
日雇いのバイトさんがきちんとできるのか??
ということになります。
この点においても、鉢植えの方が、仮に乱暴に扱われたとしても、
花がダメになる可能性ははるかに低いです。

 

6.補足・・・鉢ものの品質もピンキリ
なら、鉢植えならすべて安心か?
というと、そういうわけでもありません。
なんせ、この3日間くらいに咲いてくれることを目指して、全国の農家さんが栽培をしています。
していますが、特に母の日間際になると、用意していた
「ちゃんとした品質のもの」 が売切れてしまうことが多々あります。
この場合、いつもなら売らない 「悪いもの」 でも、農家さんが出荷してきます。
花屋が欲しがるからです。
ウラを返せば、みんなが欲しがるからです。
 
こうしてギリギリ出荷された鉢は、花もほとんどない、ひょろひょろ、半分枯れてる。。。
といった事が多く、危険です。
 
これを回避するには、 「そういう悪いものは出荷してこない農家さん限定で販売している」
「ギリギリには受け付けない(前もっての予約分が完売したら終了する)」
といった商品を、早めに予約しておくことです。
 
花でなくても一緒だと思いますが、人間、予約してくれた人には甘いです。
いいものをまわしてくれる可能性がUP! します。

 

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 母の日のお花で成功するには

基本は、やはり 「いい花屋さん」 を選ぶことです。

常日頃から、質の良いお花が並び、
親身になって相談に乗ってくれるお店を選びましょう。
(=信用できる人を選んで下さい、ポイントは「人」です)

このようなお店であれば、
・輸入のカーネーションを使っていても、質にはこだわっているはずです。
・スタッフでやりくりできる範囲の商品しか用意していないでしょう。
・作ったアレンジ・仕入れた花はすぐに販売しているでしょう。
・梱包にもいつも通り気を配ってくれるでしょう。
・早めのお届けを勧めてくれるでしょう。

きちんと、誠意を持ってやってくれているお店もちゃんとあります。

花屋さんが忙しい時 「だからこそ」 
「いい姿勢のお店」 と 「よくない姿勢のお店」 に歴然の差が出ます。

まずは、”信頼できるお店” を選びましょう!

 

そして、いいお店を選んだ時でも、このポイントはやはり、有効です。

母の日の花の贈り物・成功の秘訣!
  1. 鉢植えかプリザーブドフラワーがおすすめ
  2. お届け日にこだわるな!! 早め早めが吉
  3. 切り花を贈るなら「オーダーメイドで早めに」が基本
    または品質重視の店で!
 

もう少し詳しく言うと・・・

1.基本的に鉢かプリザーブドで、
  それも質を重視する店舗や農家のものを選ぶ。

2.お届け日は、母の日前の金曜までがおすすめ。
  なるべく早めに届けてもらう。
  お店の言う通りに期間に幅を持たせてもOK

3.切り花を贈りたい場合は、
  母の日でパニックになる前に発送してもらう。
  ←ゴールデンウィーク中や、1週間前の土日着 がおすすめ!!

4.特に切り花を贈りたい場合、品質の信頼できる店舗からにする

 

お母さんの喜ぶ顔、見れるといいですね!!
あなたとお母さん、家族の幸せなひとときをお祈りいたします *^^*

 
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