園芸関係の仕事
1.植物の苗・鉢ものを売る仕事 ---- 園芸専門店
切り花を扱わない、鉢ものとガーデニング資材専門のお店です。
切り花を置かないので、アレンジメントなどの知識は必要ありません。 ガーデニングが大好きで、新しい品種や珍しい植物のことを、 どんどん自ら楽しんで研究・探求できる人に最適な仕事です。
それを教えて、「おすそわけ」することが「仕事」になるのですから、まさに天職といえるでしょう。
ただ、園芸専門のお店は少ないので、探すのは大変かもしれません。 ホームセンターのガーデンコーナーという手もあります。
ホームセンターにはなかなか知識のある人がいないので、 きちんと知っている人が教えてくれて、植物の手入れもしてくれている、
そんなホームセンターがあったらぜひわたしが通いたいですv
向いているのは・・・- ガーデニングが大好き!!
- 植物をいじっていればしあわせv
- 種類や特徴など、植物の知識なら負けない!
- 体力に自信がある
2.ガーデンデザインをしたり、庭を造る仕事 ---- 造園
いわゆる「造園屋さん」ですが、最近は 「ガーデンデザイン.co」など 横文字で名乗っていることが多いです^^
(イメージが全然ちがうもんね・・・)
単に「好き」なだけだと、デザインの 専門スタッフとしては難しいかも。
一般的には、専門学校や大学などで、造園の専攻を取って図面の引き方などの知識を身につけます。(もしくは、建築設計)
学歴がなくても、実際の施工時のアルバイトなら大丈夫かもしれません。
会社によっていろいろだと思いますので、聞いてみて!
やる気があれば採用してくれることも多いですから。
(働きながら技術を勉強して身につけるやる気ってことです!)
向いているのは・・・- ガーデニングが大好きだ!
- 庭造りがやりたい!
- いろんなお家にぴったりの庭を造って喜んでもらいたい!
- 種類や特徴など、植物の知識なら負けない!
仕事に就くには・・・- 一般求人情報
- 造園専攻の専門学校・大学を出ていると早い
3.観葉植物などを主に法人相手にレンタルする仕事 ---- グリーンレンタル
いまひとつ存在を知られていないけど、特に都心部ではけっこうメジャーな仕事。
農場が事業としてやっている場合も多く、 オフィス・ビルなどに観葉植物・ランなどを 配達・設置し、一定期間ごとにメンテナンス (手入れ)および入れ替えをする仕事です。
持って帰った鉢も養生したり、手入れをします。 (だから観葉植物を育てている農場が経営していることが多い)
特に観葉植物の世話と配送業務が中心です。 車の運転も好きだとGoodかも!? (2tトラックくらい運転する覚悟で!)
向いているのは・・・- 植物の世話をするのが好き
- 普通運転免許を持っている(車の運転ができる)
生花を売る仕事
1.斎場内や斎場提携で、葬儀の花を専門に扱う -- 葬祭専門店
斎場内など、葬儀の花を専門に取り扱う花屋さんのことです。
葬儀の花は特殊で、斎場がとりしきることがほとんどのため(→葬儀のしきたり)
ふつうの花屋さんでは請け負っているところはあまりありません。
大きなアレンジメントやスタンド花が中心なので いい練習になるでしょう。
セレモニーの花を請け負うので、責任のある仕事ではありますが まだまだ、オリジナル感のある葬儀は一般的ではないので
いつも似たようなものを作らなくてはならないという難点も・・・
そのせいか、斎場からほかの花の仕事に転職する人も多いです。 「もっといろんな花がさわりたい!!」 だそうだ・・・納得。
その分、求人が多いのではじめて業界に入るなら狙い目でもあります。
向いているのは・・・- 根気のあるほうだと思う
- とにかく花業界に入りたい
- 普通運転免許を持っている(車の運転ができる)
2.ホテル内や会場提携で、婚礼の花を専門に扱う -- 婚礼専門店
こちらは婚礼バージョン。 葬儀専門と違って大人気! の仕事です。
憧れどころの仕事ではありますが、 はじめて業界に入るときにこれを選ぶと
ずっと清掃・運搬・セッティングしかさせてもらえない場合もあります。
お客さまとの打ち合わせ、装飾デザイン作り ブーケの製作といった花形業務には専門的な経験と技術・知識が必要だからです。 いきなりはじめての職場に選んでしまうと、専門的すぎてステップアップの場がほとんどないのです!
おそらくテーブル装花から製作の手伝いをしていくことになるでしょうが、 お店の規模と婚礼件数によっては
忙しすぎると技術を教えてもらえない可能性もあります。
(実際、2年働いても下働きだけだったという人もいました)
すぐに「即戦力」になれる程度のアレンジメントや接客のスキルを身につけてから就職したほうがいい職場です。
スクール経験だけでは「即戦力」と認めてもらえることは少ないです。 まず普通の花屋さんなどで実務経験を積みましょう! (最低でも1年。できれば2〜3年)
また、最近は 「ブライダルコーディネイター養成講座」 のような、
「この仕事で自宅開業・独立できます!」 という文句を掲げた教室も
ありますが、正直、教室で習ったくらいでいきなり独立できるような仕事ではありません。
もちろん役には立ちますが、「教室で学ぶ」ということはあくまでも 「シミュレーション」でしかありません。
挙式会場との付き合い方やお客様とのやりとり、
ブーケがスポットライトの下でどのくらい持つのか、どうすれば式が終わるまでキレイに保てるのかなどは、実際経験しないとどうにもなりません。
現実の日々の業務はワンパターンではあり得ません。
挙式会場に自分を売り込む場合にも、実績があるのとゼロとでは仕事が取れる可能性も全く違います。
この仕事で独立したいなら、まずは婚礼業務をしている花屋さんか、
婚礼専門店に入って実務を勉強しましょう。
婚礼業務は他の花の仕事とちょっと違う特徴があります。
ドレス店や美容室・ホテルなどでブライダル業務をしていた人が 花もやりたいと入ってくる場合もあるし、 ブライダルの花だけを今までやっていたけど、今度はホテル、今度は美容など、トータルなウエディングプランナーになっていきたい!
という場合もあります。 「他業種」 との接点がとても強いんです。
「花」の知識だけでは、結婚式や花嫁さんをプロデュースしてあげることはできません。 実際、この仕事をして、わたし自身も、「花」に対する心構えみたいなものが大きく変わったと思います。
結婚式における「花」は、 「花嫁衣裳の一部」であり、 「晴れの舞台の一部」であって、 「ただ花がある」 という状態では決してないのです。
(結婚式の花については、 WEDDING「花嫁になる」 のコーナーで くわしく説明していく予定です^^) 「花」の持つ意味や可能性を感じられるステキな仕事です。
花の仕事をするのなら、一度は関わっておくと、あなたの財産になると思います。
向いているのは・・・- 花嫁さんを美しくコーディネイトしたい!
- ふたりの思い出に残る結婚式を作ってあげたい!
- 普通運転免許を持っている(車の運転ができる)
- 既にアレンジメント作りや接客の実務経験がある
仕事に就くには・・・- 一般求人情報
- 必須ではないけど、アレンジメントや花束の製作・接客の実務経験をおすすめします
3.ほか、一般に花を売る店 ---- 「花屋さん」
あなたがいちばんよく目にする、 「花を売っているお店」。
実際は、「花屋さん」もいろいろ、ほんとにいろいろあります。
このページには書ききれませんので、 「花屋さん」については次のコーナーで
くわしく説明しますね!
花屋さんの業務には、このページで書いたほかの5つの
業務すべてが含まれることもあります。
いえ、このページだけじゃなく、他の仕事も含まれるかもしれません。
オールマイティ。 花なら花屋さん。 全部やる、それが「お花屋さん」なのです! 花の仕事を始めるなら、個人的には市場か、花屋さんから始めることをおすすめします!
向いているのは・・・- 花が好きだ!
- 人も好きだ!
- 花の仕事を始めてみたい!
- 体力に自信がある
- 根性なら負けない!
- 普通運転免許を持っている(車の運転ができる)
◆お花屋さんになりたいあなたへ◆
★お花屋さんで働き始めた新人スタッフさんに贈ります↓★
はじめて花屋さんで働くとき、あまりの待遇と、仕事の教えてもらえなさに
辞めてしまうスタッフさんの多さを私は17年間見てきました。
『本当の花屋さの仕事とは何なのか』を誰も教えてくれない現実。
本来はそのお店の店長さんや先輩があなたに伝えてくれるべきモノ。
でも、それが得られない環境のあなたに、先輩店長としてのわたしから贈ります。
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