花の専門学校をさがす
まずは、専門学校です。基本的に期間は2年間。
ポイントは・・・
スクールの講師やフラワーデザイナーを目指すなら、 「デザイン」コースでもいいのですが
花屋さんになりたいなら、「ビジネス」コースにすることです!
園芸ショップや栽培をしたいなら、その専門コースを選びましょう。
めやすとしては、案内に
「フラワーデザインを学ぶ」「デザイナーに」「ウェディングプランナーに」 など『キレイなこと』しか書いていないところではなくて
「デザインの基礎」 「ラッピング技術」 「販売技術」 「店舗マネジメント」 「流通」 「経理」 など、 より 『実務』 に関係する内容を教えてくれるところを選びましょう。
就職率に惑わされず、就職先をチェックしましょう。
また、在学中や、卒業によって取れる資格や、
受験資格の得られる資格などもチェックしましょう!
* 受験資格の得られる資格・・・
卒業することによって、その資格の検定試験を
「受験することができる」という資格 を得ることができるもの。
一般の人には受験できない資格の場合、
卒業によって「受験資格」の得られるものが多い。
↓ 専門学校を探せるサーチエンジンです。資料請求もできます!
リクルート進学ネット
リクルートの学校サーチです。すごく見やすいのでおすすめ。
・ フラワーコーディネーター ・ ガーデンデザイナー ・ グリーンコーディネーター
・ 造園士 ・ 樹木医 ・ 農業
など、なりたい職業別に、ふさわしい学校を見ることができます!
さらに、ここから地域が絞り込みでき、資料の一括請求もカンタンです!
働いている卒業生の写真やコメントもありますよv たくさんの学校にいちどに資料請求できて便利。
ちなみに、もちろん高校生じゃなくても受験できます。
花屋主催のプロ養成コース という道
次に、花屋さんの経営する「プロ養成コース」を説明します。
まず、実際の「生花店のプロ養成コース」の代表的なものを2件ご紹介します。
花屋さんの経営する養成コースの特徴は、なんと言っても 接客・水揚げ・陳列・手入れなどの実践的な作業を、「経験している」人が教えること。
店舗もあるので実際の仕事内容が分かりやすく、店の運営に関する勉強もあるでしょうから、
一般の専門学校やスクールでやるより効率が良いと思います。
青山フラワーマーケットのHana-Kichi PROFESSIONAL
ギフト用とお供え用しかなかった日本の花屋さん業界に
「おうちに気軽に花を飾ろう!」+「雑貨としてのお花」 という 2大旋風を巻き起こした、いまや全国展開の超有名店。
PROFESSIONALコース は、青山フラワーマーケットのスタッフ(パートナー)養成コースですが、
このお店に就職できなくても、
花屋主催の 「花屋さんになる」コースなので
かなり実践的なことが学べるのではないかと思います。
ただ講座を終了するだけでなく、採用されるには何段階かのステップを踏まないといけないようです。
このお店のスタッフはわたし、「優秀」だと思っていますので
それだけの教育・選考が行われているというのにも納得です。
いいですねえ〜店長さんがあくせく一から教える必要のないこういうシステム。
これから、こういう講座を併設するお店は増えるかもしれませんね。
「青山フラワーマーケット」 と言えば、知らない花業界の人はいません。
「花屋さん」を目指すなら視野に入れてみてはどうでしょうか。
サイトには、お店の1日や仕事風景なども写真つきで載っています。
見るだけでも参考になると思いますよ!
日比谷花壇・ヒビヤフラワーアカデミー
いわずと知れた超有名ブランド・日比谷花壇の主催するスクール。
通常の花屋業務を目指すコース・ブライダルの仕事のためのコース・
園芸業務のためのコース・プリザーブドフラワーと、多岐にわたるコースが用意されています。
細かく希望の仕事内容がまだ決まっていない場合は、ふつうのフラワーデザイン講座もあります。
講座を終了すると優先的にお店のスタッフの採用試験を受けられます。(枠があるかどうかは別ですが)
各店に就職のチャンスがなくて他を探す場合でも、 「この店の養成講座を修了」しているなら、
わたしだったらですが、ふつうのフラワースクールよりは高評価します。 (「いらっしゃいませ」の言えない人もいましたので一概には言えませんが^^;)
こちらも、業界で知らないという人はいませんしね。
* 『ケイコとマナブ.net』 で資料請求ができます!
ほかにも、規模の大きなお店やフラワーデザイナーが養成コースを用意していることがあります。
これが法人の養成コースです。
法人のプロ養成コース
デザイナーや講師にになりたい場合は法人スクールも○。
主に出身スクールの関係の仕事がさがせます。
が、デザイナー・講師以外の仕事に就きたいならおすすめしません。
(例外 : 花屋さんが主催する場合は、そのお店に就職できるかも)
代表的なスクール例 : 資格・教育「ヒューマンアカデミー」
ほか、法人スクールを探すにはこちらが便利です!
ケイコとマナブ.net
リクルートの資格・講座サーチ。
地域を選ぶ! ↓ 「ジャンルからさがす」 をクリック! ↓ 「フラワー・華道」 を選ぶ!!
これで検索すると、法人スクールや花屋さん・フラワーデザイナーのプロ養成コースを調べることができます。
こちらも、気になる学校に無料で一括資料請求ができます。
日比谷花壇のヒビヤフラワーアカデミーにもまとめて請求できますよ^^
仕事に関する資格専門のコーナーもあります、コチラ。
→ TOPページの 「仕事からめざすスクールを探す」 の中から 「フラワー・ペット」 を選ぶ
→ 仕事を選ぶ(先生・デザイナー・花屋など)
→ 地域を選ぶで見つかります^^
■ でも、 個人的には・・・
しつこいようですが、現場で修行(アルバイト)ができるのなら
それが一番の近道 だと思っています。
お店の規模や業務内容にこだわらず、まずは実務をやってみることを何よりおすすめします。
「机の上のお勉強」 はあくまで、 「机の上のお勉強」 であって 実務とは違います。
早く実務を覚えるなら、実務を見る・やる!! これに限ります。
「お勉強」と「実務」が違うだけでなく、お店によっても「実務内容」は全く違います。 どんなにスクールに通ったところで、結局は一から勉強し直す事になります。
特に、自分のお店を持ちたい、と考えているなら 現場経験がない、というのは大変きつくなると思いますよ。
・花の仕事を探す具体的な話はこちら
・独立に際して現場経験がないとどんなに厳しいかについてはこちら
大学(技術関係)
大学で学ぶのは、直接的に「花屋さん」には結びつきません。
・ 品種改良のためのバイオテクノロジーを学ぶ(農芸化学・生化学など)
・ 土・肥料や農薬について、正しい知識を身につける(農芸化学)
・ 農家さんに、正しい知識や栽培技術を伝える(農学・農芸化学)
・ 造園業につくための知識と技術を学ぶ(造園)
・ 樹医になりたい(生物学・農学など)
など・・・
現場ではたらく人々をサポートしたい、特殊技術を学びたい
のような目的のあるときに行きます。
農学部 生物学部 環境科学部 などで学べます。
学部学科の区分は各大学によって違うので、まずは資料を集めて調べてみましょう。
ここでもやっぱりこちらのサイトが便利です。
リクルート進学ネット
大学検索の際はTOP真ん中緑色の 「学びたいことを探そう」 から
「生物」 か 「地球・環境」 を選んで、通いたい地域を選ぶと該当する学校が調べられます。
*ちなみに、『生物・農学系』 の学科は
・ 生物学 (生物の身体のしくみや生命活動そのものを研究・医学寄り)
・ 農学 (主に植物の栽培方法・交配による品種改良を研究)
・ 農芸化学 (生物の生命活動に関わる土壌・水質などの環境学/ 遺伝子組み換えによる品種改良/ 微生物利用による食品・肥料などの開発
といった実際の生活への応用を研究)
こういうのはとっても便利だけど、大学はやっぱり資料だけじゃなくて、学園祭や学術展などに行ってみてから決めるのがおすすめですよ^^
ちなみに・・・ わたしの出身校
東京農業大学 ですが
グリーンアドバイザー すべての学科で受験資格○
フラワー装飾技能士・園芸装飾技能士・造園技能士 造園科学科ですべて在学中より受験可能
樹木医補 環境関係の3学科で資格取得○
測量士補 造園関係の3学科で資格取得○
とかなり資格&受験資格が得られます。
受けたい資格試験のある人は、こういうところもチェックしましょう!
わたしは、農芸化学を勉強しました。
基本的な生物学・細胞培養・発酵食品についてや
土・肥料・農薬やその害・環境汚染について
いろいろな勉強ができたので、今でも役に立っています。
◆お花屋さんになりたいあなたへ◆
★お花屋さんで働き始めた新人スタッフさんに贈ります↓★
はじめて花屋さんで働くとき、あまりの待遇と、仕事の教えてもらえなさに
辞めてしまうスタッんの多さを、私は17年間見てきました。
『本当の花屋の仕事とは何なのか』を誰も教えてくれない現実。
本来はそのお店の店長さんや先輩があなたに伝えてくれるべきモノ。
でも、それが得られない環境のあなたに、先輩店長としての私から贈ります。
「おうちで花をやってみたい」なら「おうち花マスター講座」をどうぞ!
|