花の国家資格
厚生労働省による、技能検定のことをいいます。
技能検定は、 『働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、 国として証明する国家検定制度』
として昭和34年から実施されています。
実質的な問題の作成は 中央職業能力開発協会 が行い、
具体的な試験の実施は、各都道府県の職業能力開発協会が行います。
基本的には、『働く人々の』なので、受験には実務経験が必要なのですが
平成16年に受験資格が大幅緩和され、
厚生労働省の指定する学校に通っていれば学生も受験できるようになってしまいました。
・・・検定の指針に沿っていない改定だと思うのはわたしだけでしょうか・・・
受験費用は都道府県によって違いますが、だいたい
(実技 15,700円)+(学科 3100円) くらい。
花関係の資格は3つ。
3つとも1〜3級まであり、フラワー・園芸は前期(6〜9月)に行われます。
3級は、専門学校生の就職活動に間に合わせるために7月までに行われ
8月下旬に合格発表されます。
造園は都道府県により後期(11〜2月)の場合もあります。
いずれも、申請は2ヶ月ほど前なので早めにチェックしましょう!
→中央職業能力開発協会(JAVADA) のHP
*ちなみに、『実務』の中身ですが・・・ 継続的に働いていれば、雇用形態はアルバイトでも大丈夫だと思います。
(基本的に店長さん以外はバイトというのが普通ですし、 私の知っている限りではOKでした。 ただ、近年の規約変更等で変わっている事もあるかと思いますので、 正確なところは協会に問い合わせてご確認ください)
試験を受ける時に「働いています」という証明書を出します。 詳しくは受験の際に聞いてくださいね。
『技能士』
『フラワー装飾技能士』
生花を使ったパーティ会場装飾やブーケ・花束の作成などの
花の仕事に関する実務能力を評価するものです。
『園芸装飾技能士(室内園芸装飾技能士)』
”室内”となってますが、要は一般的なガーデニングに関する検定です。
土の配合や剪定、植え替え、コンテナ作りなどの園芸に関する実務能力を評価します。
『造園技能士(造園工事技能士)』
まさに造園です。実際に庭を造る際の実務能力を評価します。
施工作業はもちろん、樹木の種類などを見分ける目も必要。
*直接は関係ないですが、こんなのも面白いかも?
→ 商品装飾展示技能士
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