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仏花って何? 榊って何??

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HOME>Q&A>「仏花」「榊」って何のこと?

『仏花』 『榊』 って何のこと?

「仏花(ぶっか)」 とは、お墓や仏壇に供える花のこと。
「榊(さかき)」 とは、神棚に供える枝のことです。
詳しく説明していきますね。

 
 

仏花(ぶっか)って何ですか??

よくスーパーでも見かける、こーんな花の束のことです。
1束500〜800円くらいかな。
右側の菊が入ってて、色が派手なやつね。

仏花と榊

基本的に、 『仏花』 と書いて売っているこういう束は
お墓、またはお仏壇に供えるための花をいいます。

基本的に、ふたつで1ペア。
お墓もお仏壇も、花を活けるところは両脇にあるでしょ?
だから、2束で1ペアなんです。

この1ペアのことを、 『1対(つい)』 と言います。

まあでも、最近はそんな立派な仏壇はないからとか
他の人もお墓参りに来るから対で持っていっても余ってしまうとかで
1束しか買わない方も多いです。

 

この 「仏花」。
お花の種類も だいたい決まっています。

輪菊・小菊・マム(洋菊)・カーネーション を中心に
春は アイリス・金仙花 ・スターチス
夏は りんどう・グラジオラス・ケイトウ
金額が上がる場合はユリ(すかしユリや鉄砲ユりなど)が入ります。

色は『白+赤+黄色+紫+ピンク』 の5色をメインにした
どハデな色が基本。
3色の場合は 『白+黄色+紫』 が多いかな。

このあたりが 葬儀や法事・御使い物のお花とは全然違います。
(葬儀・法事・お供えはお供えでも差し上げモノの花についてはこちら)
葬儀や法事・お供えのお遣い物との共通点は、

バラの花はダメ

です。
日本では、お供えに使う場合、基本的に バラはいけません。

また、花の本数は奇数。
3・5・7本のどれかが一般的ですね。
お墓の場合は、これ以上花を増やしても物理的に入りませんので、
このくらいが限界です。

そして形は、イラストにあるようなひし形みたいな形。
これは、神棚の 「お榊」 と似た形になります。

 

・・・・・・と、いうのが伝統的な 「仏花」 なんだけど。
これはあくまでも ”しきたりにのっとった基本” です。
別にお墓やお仏壇にこれじゃなきゃダメなんてことは
まったくありません。

 

バラだろうが桜だろうがひまわりだろうが何でもいいんですよ。
直接故人に捧げるお花だから。

ご本人が好きだった色や、好きだった花が一番です!

だから、 「お墓参りに行くから、花はこの ”仏花” じゃなきゃ」
なんて事は全くないわけ。
他の、好きな季節の花を持っていっても全然構いません!!

(長持ち度でいえばやっぱり菊の仲間やカーネーション・ユリが一番ですが)

 

それにね、お墓参りも盆彼岸じゃなきゃいけないことも何にもないの!
(まあ、盆彼岸は何となく、行った方がいいとは思いますが)
それ以外もいつ行ったっていいんです。

「しきたり」はあるにはあるけれど、絶対そうしなきゃいけないっていうものじゃない。
あなたがお墓に行きたい、祈りたいという気持ちが大切なんです。

特に気にすることはないんですよ。
好きな花を好きな時に持っていってください。

 
 

     ただし・・・、こんな時はちょっと気をつけて!

家のお仏壇やお墓の場合でも、
同居する舅さん・姑さんなど年配の方がいらしたり
その日に年配のご親戚などがいらっしゃったりするような場合には
気をつけましょう。

ご年配の方は、古くからのしきたり・決まりごとを
非常に気にされる方が多いものです。

気にする方が同居していたり、お客様として見えたりする場合には
しきたりどおりの花にしておく気遣いも必要かと思います。

しきたりを気にするお姑さんと同居していて、お仏壇にバラを飾る事は
”お姑さんの”気分を損ねますよね?

要するに、花を飾る人・見る人が
しきたりよりも季節の花を飾ってあげたい
という方を重視するならば何でも良いし
しきたりを気にするのであればしきたりどおりに という事です。

この点(相手・周りの人が喜ぶかどうかを考える)は、
すべての花贈り・花飾りに共通します。

 

しきたりを守る事が大事か?
好きに飾っていいのか?
その答えは、花を贈るとき・飾るときの
場所・相手・時間などによって変わってくるってこと。
必ず、『この方が良い』 という活け方・贈り方はないって事です。

 
 

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榊(さかき)って何のこと??

今度は、このイラストの左側のほうですね。

仏花と榊

榊(さかき) はツバキの仲間の常緑樹で、生垣にもよく使われてます。
主に神事(神社の行事)に枝を使うのですが
神棚に飾るときはこのような形にしてお供えします。

あ、花屋さんでもうこの形になってるものを売ってますからご安心を。

 

この 「お榊」、地域によって、飾るところと飾らないところの差が激しいようです。

わたしの実家や祖父母の家でも使ってなかったし
わたしがはじめに勤めた花屋さんでは扱っていませんでした。
飾る風習がなかったんです。

その後、店を移ったときに
   『ナニこれ??』
はじめてその存在を知りました ^^;

 

さて、この 「お榊」 。
飾る日にちも決まっているのです。

基本が、1日と15日。
なので、25日過ぎと10日過ぎに花屋さんに入荷します。
月末と、14日に買う方が多いです。

まあ、木の枝なので長持ち(*)しますから
月に1度、1日か15日のどちらかにしか用意しない人も多いです。
とはいってもさすがに7・8月あたりはキツいと思いますが^^;

*うんちくPOINT☆
   木の枝や葉っぱものは、 2〜3日に一度でもいいので
   たまにお水にざばっとくぐらせてあげると長持ちします ^^
   葉っぱそのものがお水を吸いますからね。
   霧吹きでもいいです〜

 

ちなみに、お値段は
輸入もので1束200円・対(2束)で380円
国産だと 1束250円 対で〜500円くらい。

お花屋さんでもスーパーでも、お墓用の菊や仏花がある辺りに置いてあります。

基本的にはやっぱり国産のほうがしっかりしてますが
季節によっては輸入の方がシャッキリしていることもあるので
季節によって仕入れ分けをしているお店も多いと思います。
特に「どちらか」ってことは気にしないで、
いいお花屋さんで買うのが質も安心できますよ。

 

また、主に春先、サカキには小さな白い花がびっしりついてます。
(あんまりきれいな花じゃありませんが)
サカキって、小枝をたくさん組んで形を作ってあるものなので
この花のついた時期というのは、実はちょっと微妙。

ぎっちり組み込んである内部に花がびっしり・・・
ということは、蒸れます。
。。。早く腐ってしまうんです。

対応策・マメに中の方まで縛ってあるひもを掻き分けて、流しでよ〜く洗います。
めんどくさ〜〜〜い!  ですが、やるとかなり持ちが違いますよ。

 


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