「プランに含まれない花」には何があるの?
実は、プランの花だけだと結構寂しいんです。 なぜかって・・・? それは、こんなものが 「プラン外」 の花たちだからです。
1.ウェルカムボード 2.ドア飾り 3.受付 4.ウェディングケーキまわり
5.キャンドルまわり 6.ケーキナイフ・トーチ等小物 7.両親用贈呈花 8.子供用花束
9.フラワーアーチ(ドア上部含む) 10.思い出コーナー等の装飾 11.教会・チャペル献花
12.教会・チャペルベンチフラワー 13.フラワーシャワー
『ええ〜!? こんなにいろんなものが、 別料金なの!?』
そうなんです。 見積もり金額のほかに、これだけの金額がかかるつもりでいないと 後で大幅な予算オーバー、もしくは
花を飾れずに寂しい結婚式になってしまいます。
なになに、どれが何だか分からない?
では、ひとつずつ順番に紹介しましょう!
ウェルカムボードとドア飾り
結婚式や披露宴の会場のはじめの入り口(外からやってきて、建物や会場の受付に入る前のところ)に、案内板として置くのが 「ウェルカムボード」 です。
そして、入り口のドアを飾るのがドア飾り。
ようこそ、わたしたちの結婚式へ。 いらして下さってありがとうございます。
そういう感謝の意を表すための場所です。 花を飾らないことはあっても、ウェルカムボード自体を用意しないということは、最近ではまずありません。
伝統のある式場やホテルでは、 「○○家 △△家 結婚式場」 のように毛筆で書かれた案内板もありますが
ウェルカムボードも置くことが増えています。
■ ウェルカムボード
ウェルカムボードの花は、先ほどの写真のようにボードに直接つける方法のほか、このような鏡や、お皿などを利用したボードの場合は
ボードの手前や周辺を飾ることもあります。
ここに花があるのとないのとでは、ゲストの印象も違ってくるので、ほとんどの方がやはり花を用意しますね。
(会場にやってきて、まずはじめに目にするものですからね)
予算は、街の花屋さんで ワンポイント(1箇所)\3,000〜 上の写真(ピンク)のように上下両方につける場合は \5,000〜
ぐるりと花で囲む場合は \8,000〜 くらいと考えてください。
もちろん、使う花や装飾方法によって値段が変わってきます。
■ ドア飾り
こちらは、好みでつける、つけないを選択して構わないと思います。
つけた方がより華やかになりますが、ウェルカムボードが花で飾ってあれば、こちらは必須、というわけでもないです。
ただ、どちらかは必ず用意したほうがいいでしょう。入り口ですからね。
予算は、街の花屋さんで \3,000〜\10,000 くらいと考えてください。
こちらの写真のタイプは、花束を布に挿しているだけなので安めにできますが
上のピンクの花のタイプは、すべての花をワイヤーで処理していますのでかなり高くなります。
予算や理想のイメージによって、装飾方法を花屋さんと相談しましょう。
花以外のリボンや布の装飾も依頼する場合は、その分の金額も上がります。
受付
次に、受付。 入り口を入って、ご祝儀や会費を渡し、芳名帳にサインする場所です。
ここに、フラワーアレンジメントやウェルカム人形(熊・犬・うさぎなどが人気ですね^^)を飾ることが多いです。
ウェルカムベア等人形の手作りキットもたくさん売られていて、新婦が手作りするグッズとしても人気があります。
ここにも花があると、華やかになりますね。 ただのパーティではなく、「結婚式に来た!」 という気にさせる花です。
わたしの経験上ですが、ご結婚式の花を依頼するカップルの半数以上が頼みます。
ウェディングケーキ&キャンドル周り
披露宴のメインイベント! ケーキカットやキャンドルサービスの時のウェディングケーキやメインキャンドルの装飾のこと。
■ ウェディングケーキ
ウェディングケーキの装飾は、写真の左のように、ケーキそのものが花で飾られている場合と、右のようにケーキの周りを花で飾る場合があります。
花屋さんができるのはケーキの周囲を飾る場合だけになります。
基本的に、ケーキそのものの装飾は、会場のパティシエさんが行います。
このため、ケーキ周りの装飾は会場によっていろいろ仕組みが異なります。
プランやケーキ代に含まれる場合もありますし、別途花屋さんに頼んでくれという場合もあり、さまざまです。
必ず、会場に確認しましょう!
装飾する方法や花の種類・分量によってまちまちですが、大体 ¥3,000〜\8,000 くらい。(街の花屋さんで)
なお、ケーキカットの際に使うケーキナイフの装飾は、普通これとはまた別料金です。
■ キャンドル周り
ゲストテーブルを回るキャンドルサービスの後、メインキャンドル(大きなもの)の点火がある場合、
そのメインキャンドルの装飾のこと。 これも、(メインテーブル)高砂の装飾に含まれる場合と別料金の場合があるので、これも会場に確認しましょう。
キャンドルも、点火トーチの装飾は別料金のことが多いです。
キャンドルトーチ・ケーキナイフなど小物
これ、忘れがちなんですが、キャンドルサービスのときのトーチや ケーキカットの時のナイフ。
樽酒の鏡開きの時の木槌などのアイテム。
実は、何も申告しないと、何もついていないか、どハデな紅白のリボンがついていたりします。
一度、とても綺麗に飾られた会場で紅白リボンのキャンドルサービスを見たことがありますが
・・・・・・・・そぐわなさすぎて引きました(正直)。
キャンドルサービスも、ケーキカットも、鏡開きも、みんな、ゲストが写真を撮ってくれるところです。
後で記念に残るシーンな訳です。
その時の手元って、実はとっても大事ですよ!!
花をワイヤー加工してつけてもらうので、小さいですが \3,000 くらい。
でも、 \3,000 で記念写真がセンスUPするなら、ケチることないと思いますよ、わたしは。
両親用贈呈花・子供用花束
披露宴終盤のメインイベント、花束贈呈。
ご両親に手紙を読んで花束を渡す。 甥っ子・姪っ子などのお子さんから新郎新婦に花束を渡す etc・・・
これらのイベントをする場合、当然渡すための花束が必要になります。
基本的に、両親用というのは、両家の母親に渡す花束で、父親の分はありません。
そのため、お父様用に別に1輪ずつ欲しいなどの場合は、さらに別に依頼する必要があります。
両親用贈呈花で、1束 \5,000〜 くらい、両家で \10,000〜 が普通です。
これより安くすることもできるでしょうが、ボリュームがなくなりますのでイベントとして寂しくなってしまいます。
最低でも1束 \5,000 、余裕があればそれ以上、と考えた方がいいです。
また、お父様用にバラ1輪などを用意する場合は、1つ \500 程度からできるでしょう。
お子様から新郎新婦への花束は、大きいと小さな子どもが持つことができません。
一般的に、1束 \2,000〜\3,000 くらいで、小さな丸いブーケタイプに作ります。
フラワーアーチ・思い出コーナー・お手洗いなど
そのほか、飾る人もいるよ、という場所を紹介しますね。
会場入り口に、花のアーチをつける場合があります。 この写真のように、ドアを飾る場合と、ワイヤーでできたアーチを飾る場合があります。
花の種類や分量にもよりますが、花だけで飾ろうとすると \30,000〜 はかかるでしょう。
アーチいっぱいなど大量の場合 10万円近くかかるかもしれません。 このような時は、布など、他に装飾できるものをあわせて使ってもらうと、 \30,000〜 くらいでできるかもしれませんよ。
希望する場合は、花屋さんとよく打ち合わせを。
思い出コーナーと称して幼い頃の写真を飾る方、多いです。
ここにも、花があると華やかになります。 普通のアレンジメントなら \2,000〜 くらいから。
穴場ですが、お手洗い。
ゲストの誰もが一度は行くところなので、ここが飾ってあると気が利いてます。
ただし、ホテルではできないので、レストランやゲストハウスを貸しきる場合に考えてみては?
1輪挿し程度なら数百円でできますよ。
ブーケプルズ・ブーケトス
挙式で使ったブーケや、それを模して作った専用のブーケを未婚女性のゲストにプレゼントするイベントです。
挙式で使ったブーケをそのまま投げる場合、もともと投げられる仕様のブーケにしてもらわなければいけませんので注意!
また、式で使ったブーケは自分で保管し、プレゼント用に別に用意してもらう場合は、もちろん、専用のブーケをもうひとつ作ってもらう必要があります。
花束のタイプなら、 \5,000〜 くらいから。
投げる場合はそのままですが、ブーケプルズ(リボンをたくさんつけて、そのうちの1本だけブーケに繋がっているものをくじ引きのように引いてもらうこと)
がしたい場合は、会場の担当者にまず相談し、会場の人がリボンをつけるのか、花屋さんにつけてもらうのかまでしっかり確認しておきましょう。
会場の人も花屋さんもリボンがいらないと思っているとできなくなります。
挙式会場(教会・チャペル)の花
最後に、挙式会場の装飾です。 主に、献花 と ベンチフラワーがあります。
■ 献花
教会・またはチャペルの祭壇を飾る花です。
祭壇のタイプによって、両脇を飾る場合と、中央を飾る場合があります。
基本的に白1色で作ります。
値段は、1つ \10,000〜 1つしか用意しない場合は \20,000 くらいあったほうがいいでしょう。
あんまりしょぼしょぼなものを飾るくらいなら、いっそのこと削ってしまったほうがいいと思います。
儀式の場なのですから、飾るならきちんと、飾りましょう!
祭壇のほかにフラワーアーチなど用意したい場合は、また別料金です。
■ ベンチフラワー
教会・またはチャペルの参列者が座る椅子に飾る花のこと。
バージンロードの装飾ということになります。
ゲストに持ち帰ってもらうことを考えるなら、それも花屋さんに話しておきます。
花や分量によりますが、1つ \500くらい〜 ×椅子の数
■ フラワーシャワー
挙式の後の、フラワーシャワーに憧れている人も多いはず。
でも、実は、禁止している会場も多いので、やりたいのであれば、会場を決める前に
生花でフラワーシャワーができるかどうかを確認しておきましょう!
生花を撒くと、花の汁で会場やドレスが汚れるため、造花限定だったりライスシャワーのみだったりすることも多いんです。
可能な場合も、全部バラの花びらで!などの指定ができるかどうかは会場しだい。
全部バラの花! なんてことになると、お値段もかかるかもしれません。
ただ、会場によっては挙式料に含まれている場合もあるので、これも確認して!
どうでしたか?
『こんなにたくさん花が必要だなんて、知らなかった・・・!』
ということが多かったのではないでしょうか?
でも、すべてを用意しなきゃいけないということはありませんし、
すべてが生花でなければならないということもありません。
大抵の会場は、造花の装飾がいろいろついてます。 フェアのときに造花の装飾があったら、実際の披露宴の時にこれは借りられるのか、料金はいるのか、なども聞いておくといいですね。
さて、一通り説明が終わったところで、いろいろギモンもあると思います。
次は、よく聞かれる質問や、失敗談をご紹介しますね。
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