だからムズかしい話ばかりになった
お花って、いま、誰もかれもが接しているわけじゃないですよね。
でも、ちょっと前、わたしたちの祖父母はどうだったかなあ? と考えると・・・
ちょっと前まで、家庭で野菜を育ててたとか、 床の間に庭の花を飾っていたなんて、あたりまえでした。
でね、家庭で花を育てたり活けたりするときに、デザインがどうとか、
できるだけキレイで大きい花や実をつけさせる技術がどうとかって
ふつうは、考えないでしょ?
すくなくとも、わたしの祖母は、てきとーにほったらかしで咲いた庭の花を てきとーに飾ってました。
だってそんな事、家で楽しむぶんには全然、まったく、必要ないもん。
じゃあ、誰がそういう細かいデザインとか技術とかを考えるか? デザインは、いけばなやフラワーアレンジの先生・花屋さんですよね。
細かい育て方の技術は、農家さんや、菊花展・ラン展とかに出品したい! っていうような熱心な愛好家さん。
こういう人たちが、自分の技術をひろめたいな、って思うと、本を出したりするんですが、このときにね、
「花をさわった事のない人向け」 には書かないんですよね。
自分と同じようにいろいろやっていて、さらなる向上を目指しているような人に向けて、書いてるんですよねー。
だから、専門用語や基本の育て方などは「知っている」という前提で書かれてしまっているんです。
結局 「本を出す人」 って、こういうプロかセミプロ級の人なんですよ。 なもんだから、そもそも 「花の本」 って、専門書が多いんです。
だから、「初心者向け」と書いてあってもこの「前提」が変わらないことが多い。
あなたも、 「はじめての〜」 「今日からはじめる〜」 みたいな題名の本で、 「?????」 になったことありませんか?
これね、ちっとも 「はじめて」 向けじゃないんです^^; 「○○するには、△△を××して・・・(←専門用語の山)」
・・・どこがだ!! みたいな。
どうしてプロの人たちは基本を書いてくれないんでしょう?
誰もが家庭で植物と触れ合っていた頃は、 基本の「さわりかた」 や 「水のやり方」 なんて、
わざわざ教える必要がなかったんです。 みんな知ってたから。
ところが、核家族化して、マンション・アパート暮らしがあたりまえになって、 植物を育てなくなった。 育てなくなったから、飾らなくなった。
だから、そのこどもたちは花を見ない、さわらない。 だから、むかしは「当然」だったことを、 「知らない」。 そういう時代になったんです。
でも、お教室の先生とか、花屋さん、農家さん、愛好家さんたちは、 むかしのままのスタンスでやってしまってるんじゃないかな、と思うんです。
「さわったことがない人がいる」 ことに気づいていない。
「知ってて当然」 「基本は知ってるもの」 として、
応用ばかりが情報として発信されているんです。
もちろん、その内容はすばらしいものだけど、でも、それでは
ごく一部の 「プロかセミプロ」 の人たちにしか伝わらない。
花の形がどうとか、花つきがどうとか デザインがどうのこうのなんて
フラワーデザイナーでも農家でもないあなたには、 はっきり言ってまったく必要のないことです。
あなたが知りたいのは、 「前提」にされてしまっている部分ではないですか?
そんなデザインとか難しい技術じゃなくて、 『ふだん花とどうやって接したらいいか』
ではないですか?
でも、こうした本には、あなたの知りたいことが書かれていない。
ちんぷんかんぷんな難しいことばかり。
だから、あなたは誤解してしまいます。
『初心者向けの本が分からないから、わたしにはムリなんだわ!』
『こういう難しいことができないと、花は触れないのね』
そうして、 『花っていいな』 と思っているにもかかわらず、 花と接することができなくなってしまう。
なんて、もったいない!
そんな事なんか、花を楽しむのにはいらないのに!!
ほんとに 「はじめて」 向けの分かりやすい本もちゃんとあるんです。
でも、本屋さんでいっしょくたに並べられてしまうので、さっぱり見分けがつきません。
ふつう、専門書と一般向けって一緒には並ばないものですが
お花の場合は、なぜか一緒になってしまっています。 まあ、愛好家が多いからかもしれませんが、これでは困って当然です。
「はじめて」 の人にその中身の違いを見分けるなんてムリですよね^^;
ああ、「ふつうの人向け」 の本を、教えてあげたい!
情報が氾濫しすぎてる、これでは選べないじゃないか! どこにも「選びかた」がないじゃないか!
いつからか強くそう思うようになりました。
もっと、「ふつうの人のいつもの生活」 に必要なことを、伝えたい!
伝えなくちゃいけない!!
お店でいろいろ相談を受けるたび、情報を発信したいと思いながら、
思い続けているのに、忙しすぎてなにもできないまま、約10年が過ぎました。
そして、過労とストレスで発病・・・退職しました。
Blumeleben〜花*生活 からあなたに。
身体を壊す、という、良いのか悪いのか?なきっかけではあるけれど、 いまこうして、情報を発信する機会を得ることができました。
このサイトは、花の写真やリンクを並べるサイトではありません。
フラワーアレンジや園芸のこまかい技術のことも、扱わないつもりです。
花屋さん検索や園芸情報は、専門的なサイトさんがたくさんありますので、そちらで見てもらえれば良いと思っています。
あなたが、そうした 「専門的な情報」 を読み取れるように、お手伝いをさせていただきたいのです。
Blumeleben は、 お花をはじめてさわるあなた 『花っていいな…』 と思いながら、手を出せずにいたあなた
『花なんて飾れるほどリッチじゃない』 と思っているあなた
そんなあなたに、
実は、花はもっとカンタンなんだ! と知ってもらいたくて作りました。
ギフトは、お花のマナーやお店の選びかたから。
切り花は、お金がなくてもできるという話から。
ガーデニングは、細かい事なんて覚えなくていいという話から。
よく見るお花の本やサイトでは なかなか教えてくれない基本を説明していきます。 基本がわかれば、花は難しくありません。
難しい部分だけを見るから、難しい。
Blumeleben を見れば、基本がわかるようになる!
だから、その次に、本や専門のサイトさんを見てください。
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このサイトが、 あなたの花との橋渡し・最初の1歩になりますように。 それが Blumeleben のコンセプトです。
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Blumeleben は、がんばる花屋さんを応援します!
このサイトでは、「お客さま」の視点で、お花や、花屋さんの選び方などを お話ししています。
いままで花屋や業界の人間しか知らなかったことを、ひろく伝えることに
反論のある方もいらっしゃると思います。
ですが、このサイトはお花屋さんのためにもなると思っています。
花を飾ることや贈ること・育てることを、 「簡単にできる楽しいこと」 だと気づいてもらえたら、 みんなもっと花を手に取ってくれる。
それは、こころから 「花のある暮らしのよさを伝えたい、届けたい」
と願う花屋さんにとって、とても喜ばしいことのはずです。
インターネットでもカンタンに花を買える時代になりましたが、
あまりにも実際の店舗もネットショップも多すぎて、 選び方を知ることのできないお客さまは混乱しています。
大きそうなショップだから安心、ということはありません。
サイトがキレイだから安心、ということもありません。 でも、選ぶ基準がわかならいとつい、キレイそう、大きそうで判断してしまいがちです。
そうして、わからないまま買った花でいやな思いをして
2度と花を買ってくれない、そんな悲しいことが増えてほしくないのです。
小さくたって、必死でがんばっている花屋さんがたくさんあります。
いまは小さなお店でも、ネットで全国のお客さまにアピールできますが
サイトを持っていない花屋さんもたくさんあるでしょう。
お花はできれば、 地元の街を歩いて、その目で確かめたお花屋さんで
お店の人とお話しながら買ってほしいのです。
街を歩いて、お花屋さんを見て歩いてほしいのです。 そうして、がんばっているお店を発見してほしいのです。
あなたががんばっていることを、見つけてほしい。
小さなお花屋さんは、なかなか情報発信できません。
がんばっていればがんばっているほど、お店の日々の業務で1日が終わってしまいます。
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それはわたし自身が、よ〜〜くわかっています。
このサイトは、そんなお花屋さんのお手伝いができると思っています。
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それを願って、そんなお花屋さんの選びかたを公開しています。
「お客さまが、花やお店をえらぶ目を養ったら、困る!」
と、もしそんな風に思うなら、 自分のお店が『選ばれない店』であると、わかっておられるからでしょう。
でしたら、『選ばれるお店』に、ぜひなってください!
「花はほんとうに良いもの。 ひとを幸福にできるすばらしいもの」
と知ってもらうためには、花の品質も、技術者の腕前も、 そして心遣いも、良くなくてはなりません。
ひとがいいお店、いい技術者をえらびたいのは自然なことです。 花はただでさえ、生活必需品ではない。嗜好品です。
だからこそ尚更、お客さまにこころから喜んでもらえるよう努めるのが、 業界の人間の使命だと思います。
情報をオープンにして、選んでいただく時代です。 オープンにすることで、良い店を選んでもらうことで、
その影で消える店が出るのも事実でしょう。 ですが、わたしは、良い店が知られずに消えていく事の方が ずっともったいないと思うのです。
花はいいものだと、知られない事のほうがずっと悲しいと思うのです。
多くの人が花についての知識を得ることで、
提供する側の意識も高まって、業界そのものがより良いものになるように なったらいいと願っています。
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